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スポーツユニフォームデザインの魅力|国ごとのデザインの傾向

2020/11/27

私達はUNIOというカスタムスポーツユニフォーム販売のサービスをしているので、日々スポーツユニフォームデザインと向き合ってお仕事をしています。

デザインと一口に言ってもグラフィックデザイン、Webデザイン、UIデザイン、ファッションデザインなど多数のジャンルがありますが、スポーツウェアデザインというのはその中でも割とマイナーというか、存在感は決して大きくはないのですが、日々向き合っている私たちからすると、とても奥が深く、魅力に溢れたデザイン領域なので、そのあたりを今回はご紹介できればと思います。

ユニフォームデザインではプロチームが大きい影響力を持つ

皆さんはスポーツユニフォームと聞くと、どんなユニフォームを思い浮かべられるでしょうか?
おそらくはご自身に馴染みのあるプロスポーツチームのユニフォームを思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか?

スポーツユニフォームデザインではプロチームがトレンドや人気の傾向に非常に大きな影響力を持つということが大きな特徴です。

私達のメインのお客様はアマチュアチームが多いのですが、お客様が自分たちのデザインを作成される際にも、「あのチームみたいにしたい」という風にプロのスポーツチームを念頭に置かれている方が非常に多いです。

なのでスポーツユニフォームデザインに携わる人間としては、プロスポーツチームのユニフォームのデザインのリサーチや研究などは欠かすことはできません。アメリカならMLBやNBAのチーム、ヨーロッパならサッカーの各種クラブチーム、日本ならプロ野球やJリーグのチームなど毎シーズンどういうユニフォームになったかをチェックしています。

シンプルなベースデザインと大体なチームロゴが特徴的なアメリカのユニフォームデザイン

アメリカのスポーツユニフォームはシンプルながら各チームを瞬間的に認識できるはっきりとした個性があるのが特徴だと感じます。

例えばニューヨークヤンキースやシカゴブルズなどのユニフォームデザインはとてもシンプルながらはっきりとした個性がありますね。特にMLBは多くのチームは伝統的なシンプルなデザインを長年使い続けており、アメリカ人の中には各チームのはっきりとしたデザインの認識が根付いているのではないでしょうか?

【ニューヨークヤンキースのユニフォーム】

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【シカゴブルズのユニフォーム】

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ベースのデザインはシンプルなのですが、チームロゴやエンブレムを大胆に配置し、遊び心を持ったデザインを表現しているのもアメリカのプロスポーツデザインの特徴です。

ゴールデンステートウォリアーズの橋をモチーフにしたロゴはとても個性的でスタイリッシュに感じます。
他にもサンズやスパーズなどもモチーフを大胆に取り入れたチームロゴを配置しています。

【ゴールデンステート ウォリアーズのユニフォーム】

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アメリカのプロスポーツは都市運営がベースなことが多いので、スポンサー名が大きく配置されないのも特徴です。このことがシンプルでスタイリッシュなデザインにつながっている側面も大きいと感じます。

デザインのトレンドに敏感でチャレンジングなデザインが多いヨーロッパのデザイン

ヨーロッパのスポーツユニフォームといえば、なんと言ってもサッカーユニフォームですね。

こちらも伝統的なデザインを長年採用しているチームが多いですが、トレンド的なデザインを取り入れたり、パーツパーツで新たな試みを取り入れたりと、アメリカと比べてデザインのトレンドに敏感なチームが多いように思います。

例えばFCバルセロナなら次のようにユニフォームを進化させてきました。

同じブルーとエンジの配色のデザインですが、年ごとにちょっとずつマイナーチェンジを繰り返し、今年はストライプの中でグラデーションを取り入れるなど、挑戦的な部分も見受けられます。

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他にもこちらはドルトムントというチームのユニフォームの遷移ですが、こちらもブラックイエローは保ちつつ、毎年様々な挑戦をしているのがわかります。

こういったちょっとしたデザインの装飾のトレンドを自分のデザインにも取り入れてみるというのもユニフォームデザインの大きな楽しみ方です。

サッカーのエンブレムは伝統的なモチーフを取り入れているチームが多いのですが、イタリアのユベントスというチームは最近エンブレムをこれまでのものとは一新させる新しいチャレンジをしたことで話題になりました。

【新しいロゴ】

【これまでのロゴ】

最近はデザイン業界全般でシンプルなロゴデザインに立ち返るという流れがありましたが、ユベントスもスポーツチームの中でいち早くその流れに沿って、新しいブランドイメージを醸造しようとしているのだと思われます。

これまでスポーツチームのエンブレムといえば伝統的なティストの印象が多かったと思うのですが、これを機に少しずつよりシンプルで心に残りやすいティストの流れも大きくなるのかもしれません。

スポーツデザイナーとしてはこの辺りの動向も要チェックだと思います。

日本らしい自由な発想が楽しい日本のスポーツユニフォームデザイン

日本のスポーツユニフォームはやはりアメリカとヨーロッパの流れを組みつつ、多種多様なデザインが入り混じっているという印象です。

プロ野球は比較的シンプルなデザインが多く、変化は少ないように感じます。

一方JリーグとBリーグはチーム数も多く特徴を出さないと埋もれてしまうためか、シンプルな洗練さというよりは、スポンサー名も含め、それぞれ特徴の押し出した個性の強いデザインが多いように思います。

【ヴィッセル神戸のユニフォーム】

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【清水エスパルスのユニフォーム】

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清水エスパルス SHIMIZU S-PULSE(@spulse_official)がシェアした投稿

ヨーロッパのユニフォームデザインはクラシックなシンプルさを大切にする傾向があり、デザイン的に大枠の部分はスタンダードな方向性が多く、少しでも審美的にバランスが取れていないデザインは採用することはありません。一方日本のユニフォームデザインは、そのチームらしさが認識できることを重要視しており、他のチームとは一目で区別できる自由なデザインを採用している傾向があるように感じます(もちろん競技にもよりますが)。

この辺りのデザイン志向の違いは住宅や車のデザインなどにも見られる傾向で、保守的なヨーロッパやアメリカとはまた違う、あまり伝統に囚われない日本らしい自由なデザイン文化があり、とても興味深いですね。

日々の研究が良いスポーツデザインを生む

私達WINDOW DESIGNでは、お客様が望まれる形をできるだけ実現しようと日々のユニフォームデザインに取り組んでいます。

良いスポーツユニフォームデザインをするには引き出しの多さが欠かせませんが、こういった各国のユニフォームデザインを研究することはとても面白く、引き出しの数も増えるので今後も続けたいと思います。

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